〜勉強のコツ「扁桃体を操る」〜

『黙念師容』という言葉があります。
武術の言葉ですが、「何かを学ぶには優れた武術家の動作をみなければならない。」という意味です。

今ではyoutubeに勉強動画がたくさんありますが、動画を見て、すぐにやってみる必要はありません。

まずは、動画にしても、学校の先生にしても、「そうやって解くんだー」程度にボーッと眺めてみてください。

それからその時に「なるほどね」と思いながら、小さく頷く感じで頭を上下に振ってウンウンってしながら眺めてください。

意味がわからなくても、声に出さなくてもいいので、とにかく「なるほどね、なるほどね、ウンウン」です。

不思議なのですが、この「なるほどね」とわかったつもりにで動画や授業を見ていると、なぜかだんだんわかってきます。

普通は「こんなの無理だよ」とか「自分には難しい」とか条件反射的に思ってしまいますが、この「なるほどね」ということをすることが大切です。

ここからはその不思議について解説です。

日本を代表する養老孟司先生のような科学者の話を聞いてたりすると、どうやら人が記憶をするにはタツノオトシゴのような形をした「海馬」というところを使うようです。

また、その「海馬」の先っちょには、豆粒みたいな形をした「扁桃体」ってのがちょこんと乗っかっているそうです。その「扁桃体」ってのが頭の中に情報を入れるかどうかを決めるそうです。

その「扁桃体」は、「いいな〜」とか「好きだな〜」とか思うとどんどん情報を取り入れるのですが、「嫌だな〜」とか「微妙〜」って思うと情報を取り入れなくのだとか。

それで、先ほどの「なるほどね、ウンウン」の出番になります。

「なるほどね、ウンウン」をすると、この扁桃体が「あれ?これは必要な情報なのか?では、取り入れよう」と騙されてどんどん頭に取り入れていくそうです。

情報は、ある程度溜まってくると、体が動くようになってきます。大好きなジュースをコップに注いでいっぱいになりそうになってきた時にもう飲みたくて飲みたくてしょうがないあの衝動のような感じで、体が情報をたくさん取りれると動きたくなるんです。

それで、はじめに紹介した『黙念師容』にもどりますが、「私たちの体」がコップだとすると、ジュースは「武術家の動作」になります。飲むならおいしいジュースあるいは好きなジュースを飲みたいように、学ぶなら優秀な武道家を見た方がよいということになります。

自分に良いお手本に出会えると良いですね。